効率化や無駄取りは、成果の最大化ではなく好きな時間を増やすためにやる


効率化、無駄取り。

会社に勤めている方なら、誰でも毎日聞いている言葉だと思います。

効率化や無駄取りを何のために行うかと聞かれると、「利益の最大化のため」と誰もが思うところだと思います。

私もそのように思っていたのですが、これは違うのではないかと最近感じるようになりました。

今回は、「効率化や無駄取り」は何のために行うのかについて考えてみたいと思います。

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効率化や無駄取りの目的


早速ですが、最近私が考えるようになった効率化や無駄取りの目的をお話しします。

その目的とは、「自分の好きな時間を増やすためにする」です。

そのように考えるようになった理由について、これから書いていきます。

効率化の先にあった疲弊


私の勤めている会社でも、当たり前のように効率化や無駄取りの号令がかかっています。

その目的はもちろん、仕事の効率化を図り、限られた時間内で最大の利益を上げるようするためです。

徹底的に無駄取りをして効率化を図り、同じ人手や時間でできる業務を徹底的に増やそうとすることです。

確かに、これは営利目的の民間企業にとっては大事なことです。

利益が上がらなければ、会社の業績、回りに回って自分の給料にも降りかかりますからね。

しかし、この効率化、突き詰めていくとその先には何があるのでしょうか?

私の実感では、そこには疲弊しかありませんでした。

効率化や無駄取りを進めていくと、こんな無限ループにはまりこんでしまいます。

「効率化→仕事増える→効率化→仕事増える→効率化→仕事増える・・・」

この無限ループです。

確かにできる仕事は増えています。

しかし、個人で考えてみたら効率化を図ったのに全く楽になっていません。

むしろ負担が増えていきます。

効率化によって人手が減ったり、一人当たりの仕事量が増えたり、仕事の総量がどんどん膨らんでいったり。

その先にあるのは、疲弊することばかりです。

このような状態が、今の日本社会では当たり前のように起こっています。

2017年の日本では製造業の不祥事が大きな問題になりましたが、これもこれらのことが引き金になっていると思います。

効率優先でどんどん現場の社員が疲弊していき、最終的には効率化を通りこして不正という手段を選ばざる得ない状態になってしまった。

こんな最悪の負のスパイラルにはまり込んでしまっていったのだと思います。

経済的にはとても恵まれているはずの日本で、なぜかみんな閉塞感に包まれたような感じになっている原因の一つであるのは間違いないです。

高度経済成長の期間ならこれでも問題無かったと思うのですが、市場が成熟し飽和した今の日本社会では、ちょっと違った考え方が必要なのではないかと私は考えます。

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効率化や無駄取りは、好きな時間を増やすため


私の考える効率や無駄取りの目的は、「効率化や無駄取りは、好きな時間を増やすためにする」ということです。

せっかく効率化や無駄取りのおかげで開いた時間ができたのなら、その時間を自分の好きなことをするための時間に当てるべきだと思います。

家族とすごす時間や趣味の時間など、自分の楽しいと思う時間をどんどん増やすことです。

もちろん、自分の心から楽しいということが仕事なのであれば、仕事を好きなだけやり続けるのも有りです。

そんな生き方の見本にしたいと私が思うのは、芸術家などある分野を極めた人たちの生き方です。

例えば、芥川賞も受賞したお笑い芸人の又吉さん。

彼のインタビューを聞いていて、印象に残ったことがありました。

同期のお笑い芸人が売れずにお金を稼げないときに、アルバイトをしながら普通の生活や飲み会のためのお金を稼いでいたそうです。

しかし、又吉さんは極貧生活の最低限の衣食住を賄うお金を手に入れる以外は、その全ての時間を自分の好きな小説を書く時間に当てたそうです。

自分の自由な時間の効率化を最大限に図って、そこで得られた時間を自分の好きな小説を書く時間に当てる、これって、意外とできそうでできないですよね。

また江戸時代では、浮世絵で有名な葛飾北斎もそうです。

テレビ番組でやっていたのですが、葛飾北斎は絵を描くことに没頭しすぎて、それ以外のことは本当に何もしなかったそうです。

ご飯は出前で、部屋の掃除もほとんどしない。

そんな生活をしたら部屋は当然すぐ汚れるのですが、その時にとる選択は掃除ではなく引っ越しです。

汚れたら引っ越しを繰り返し、片付けの時間も無駄取り!?して絵を描き続けたようです。

さすがに一般人には上記二人のところまでストイックにはなれると思えませんが、効率化や無駄取りで得られた時間を更なる利益追求のために使う人生と、得られた時間を自分の好きなことをやるために使う人生、どちらが楽しく素晴らしい人生になるかと考えると、間違いなく後者ですよね。

まとめ


以上が、私が最近思う効率化や無駄取りの目的についてです。

まとめると、下記の通りです。

  • 利益の最大化のために効率化や無駄取りを行うと、仕事の無限ループにはまりその先には疲弊しかない
  • 効率化や無駄取りでできた時間は、自分の好きなことをするための時間に当てる

たった一度しかない人生、なるべくたくさん自分の好きなことができる時間を増やして、楽しんで生きていきたいですね!



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