不食で健康になる理由


俳優の榎木孝明さんが実践されて話題になった「不食」。

読んで字のごとく、食べ物を全く食べすに、水だけで生活することです。

榎木さんは30日間の不食を実践し、見事達成されたみたいですね。

しかし、30日間も何も食べないなんて、どう考えても健康に悪そう。

普通の人からしたら、なんでそんなことをするのか疑問に思うこともあります。

今回は、なぜ不食で健康になるのかを考えていきます。

消化に莫大なエネルギーがかかる現代の食生活


まずは、現代の食生活について考えていきます。

飽食の時代と言われている現代、食べ物に困ることはほとんどありません。

みんな、1日3食が当たり前になっています。

しかし、食べ物を消化するという行為は、生き物にとってとてもエネルギーのかかる行為なのです。

現代の日本人は、食べ物を消化することに、1日のエネルギーに70%を使っているとも言われています。

食べ物をたくさん食べてエネルギーを摂取していながら、その食べ物を消化する為に摂取したエネルギーの大半を使っている、なんとも非効率的な生活を送ってますよね。

不食を行うと、この食べ物を消化することにエネルギーが必要なくなるので、他のことにエネルギーを回すことができます。

そして今の食生活では、胃や腸などの消化器官は365日フル稼働状態。

消化という重労働を、休みなしでずっと行っている状態な訳です。

そんな状態が続けば、胃腸の調子が悪くなってしまうのも当然の話ですよね。

しかし、不食をすることにより、胃腸が消化という重労働から一時的に解放され、ゆっくり休むことができます。

これによって内蔵の疲労を抜くことができて、健康につながるのですね。

デトックス効果

不食には、最近流行りのデトックス効果もあります。

何も食べなければ消化にエネルギーをかける必要がなくなるので、排泄にエネルギーを回すことができます。

体の中にある老廃物を外に出す力が増すのですね。

しかも、不食をしているので、新たな老廃物が生まれたり、体に入ってくることもほとんどなくなります。

こうして、体の中にある老廃物が、ほとんどなくなってしまうのですね。

飢え死にしないの?

30日間も何も食べないで、飢え死にしないのかというのも心配なところです。

私たちの普段の生活では、30日どころか、丸1日何も食べないということさえ全くありません。

そんな食生活をしていると、30日も食べなかったら、死んでしまいそうな気がします。

でも、榎木さんは飢え死にせずに30日間の不食を完了しましたので、飢え死にはしないようです。

その理由は、人間は脂肪としてエネルギーを溜めているからですね。

何も食べなくても、脂肪を燃焼させて、生きるために必要なエネルギーを確保しているのですね。

じゃあ、どのくらい生きていけるのか計算をしてみましょう。

脂肪10kgで一ヶ月半生きられる

脂肪1kgによって蓄えられているエネルギーは、約7,000kカロリーだそうです。

そして、人間が1日で消費するカロリーは、約1,500kカロリー。

ということは、脂肪1kgあれば、7,000÷1,500で約4.7日、何も食べなくても生きていける計算になります。

そして、体重50kgで体脂肪率が20%の人であれば、脂肪の量は10kgなので、約47日ものあいだ、何も食べなくても脂肪を燃焼させて生きていくことができます。

一ヶ月半は、何も食べなくても生きていけるのですね。

そうすると、榎木さんのされた不食の実践期間、30日というのも妥当な期間ではないかと思われます。

30日であれば、飢え死にの心配はなさそうです。

これが50日以上になると、まずそうですが。