求不得苦の意味や読み方、考えについて


仏教の教えに、四苦八苦というものがあります。

四苦は、「生、死、老、病」の四つ。

それに、「愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦」の四つを含めて八苦です。

今回は、この中の一つである「求不得苦」についての考えを書いていきます。

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求不得苦の読み方


求不得苦の読み方は、下記の通りです。

「ぐふとくく」

求不得苦の意味

求不得苦は、手に入れたいと思うものが手に入らないと思ったときに生じる苦しみです。

手の届かないような高値の花ほど実際には美しく見え、それが欲しいと思うものです。

でも、現実には手に入れることができない。

このときに人は、苦しみを感じます。

求不得苦についての考え

求不得苦は、普段日常生活の中で最も良く出てくる苦だと思います。

例えば、仕事。

仕事をしていると、求不得苦だらけだと感じます。

私が実際に仕事中に感じた求不得苦を書き出してみます。

・時間がもっとあれば良いのに
・毎日定時に帰りたい
・上司がもっと優しかったらいいのに
・部下がもっとできるやつだったら
・取引先が予定通り回答してくれたら
・注文した品物の納期がもっと短かったら
・仕事が予定通り進まない
・余計な仕事が回ってこなかったら
・やりたいことが今日もできなかった

などです。

プライベートでもたくさんあります。

・お金が足りない
・家族が思い通りに動いてくれない
・家事が終わらない
・旅行のとき、もっと天気が良かったら
・店員さんがもっといい人だったら

などなど。

生きていると、何かが欲しい、手に入れたいという気持ちがとめどなく溢れてきます。

例えそれが手に入ったとしても、その喜びは一瞬で、またすぐにもっと良いものが欲しいという気持ちになります。

手に入らなかったら、常にそのことで苦しみ続けます。

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与えられたものに感謝する

こんな求不得苦から解放されるには、できたこと、与えられたことにしっかりと感謝することが大事だと思います。

仕事中であれば、今日できなかったことを嘆くのではなく、今日できたことに感謝するのです。

全力で仕事をこなしても、10やりたいことがあったうちの5しかできないかもしれません。

その時は、できなかった5を嘆くのではなく、今日で来た5つの仕事に感謝しましょう。

お金であれば、もっとお金があったらという気持ちを捨てましょう。

もっとお金があったらという気持ちは、実際にお金が増えてもちっとも解決しません。

毎年給料が上がっているはずなのに、毎年変わらずにもっとお金があったらという気持ちは変わりません。

この苦しみから解放されるには、払えたものに感謝する、この気持ちが大事です。

今月も、食費が払えた、家賃が払えた、ケータイ代が払えた、電気代が払えた、など、今あるお金で既にたくさんのことができているはずです。

そのことに、きちんと感謝の気持ちを持ちましょう。

家族であれば、家族の人にもっと何かをしてほしいと思う気持ちを捨てて、やってくれたことに感謝をしましょう。

妻がしてくれた家事に、夫が稼いできたお金に感謝です。

まとめ

求不得苦は、日常生活の中で最も良く出てくる苦だと思います。

その苦しみから解放されるには、もっと欲しいという気持ちを捨てて、与えられたものに感謝する、この気持ちが大事だと思います。