地震の震度階級やマグニチュードの違いって?どうやって決まっているの?


「○○県○○市を震源とする震度4、マグニチュード4.5の地震が発生しました」

テレビやネットでの地震のニュースで、良く耳にする言葉ですよね。

しかし、この震度やマグニチュードの違いや、それらがどうやって決まっているのか、分からなかったりしますよね。

今回は、そんな震度階級やマグニチュードがどのようにして決められているのかについてお話ししていきます。

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震度の決め方


震度階級


まずは、震度の決め方についてです。

震度は、「地震の実際の揺れの強さ」によって決められています。

現在では揺れの強さによって、【震度0】【震度1】【震度2】【震度3】【震度4】【震度5弱】【震度5強】【震度6弱】【震度6強】【震度7】の10段階があります。

揺れの強さは、日本各地に設置されている地震計で計測されたデータから計算されており、その計算結果である計測震度という数値によって、下記の通りの震度階級が決められています。



ちなみに、計測震度が6.5以上は全て震度7となっていますので、これ以上はどんな強さの揺れでも震度7になります。

2017年4月までで震度7の揺れは、1995年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)、2004年の新潟県中越地震、2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)、2016年の熊本地震の4つの地震で記録されています。

この中でも最も計測震度が大きかったのは、2016年4月16日に発生した熊本地震本震の際に熊本県益城町で観測した「6.7」です。

体感や建物の被害


震度は実際の揺れの強さによって決められているので、震度が大きくなるにつれて体感する揺れも大きくなり、建物などへの被害状況も増していきます。

それぞれの震度と、体感や建物の被害状況の目安は下記の通りです。


◆震度0

・人は揺れを感じない


◆震度1

・屋内で静かにしている人の一部が揺れを感じる


◆震度2

・屋内で静かにしている人の多くが揺れを感じる


◆震度3

・屋内で静かにしているほとんどの人が揺れを感じる


◆震度4

・びっくりするような揺れ
・不安定な置物などが倒れることがある


◆震度5弱

・大半の人が恐怖を感じる
・固定されていない家具が移動することがある


◆震度5強

・何かにつかまらないと歩くことが難しい
・固定していない家具が倒れることがある
・屋外の建造物に被害が出始める


◆震度6弱

・立っていることが困難になる
・固定していない家具は倒れるものが多くなる
・耐震性の低い建物は傾くおそれがある


◆震度6強

・はわないと動くことができない
・固定していない家具のほとんどが倒れる
・耐震性の低い建物は倒壊するものが出てくる
・地割れや地滑りが起こることがある


◆震度7

・自分の意思で身動きが取れない
・大半の家具が倒れ、中には飛んでくるものもある
・耐震性の高い建物でも、傾いたり大きく破壊されることがある
・電気やガス、水道のライフラインが止まる
・道路や鉄道などの交通機関が破壊される


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マグニチュードの決め方


次は、マグニチュードの決め方についてです。

マグニチュードは、「地震で発生したエネルギーの強さ」によって決められています。

強いエネルギーが発生するほど、マグニチュードは高くなります。

マグニチュードは対数によって定義されていますので、マグニチュードが1増えるとエネルギーは約32倍、マグニチュードが2増えるとエネルギーは約1000倍になります。

日本では、2011年に発生した2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)のマグニチュード9.0が最大です。

兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)や熊本地震のマグニチュードがだいたい7.0くらいですから、東北地方太平洋沖地震で発生したエネルギーはその1000倍ということになります。

東北地方太平洋沖地震のエネルギーがどれだけすごいものだったかというのが、改めて分かりますね。

そして世界では、1960年に発生したチリ地震のマグニチュード9.5が最大です。

これは、東北地方太平洋沖地震の5倍以上のエネルギーです。

まさに世界一の、想像を絶するエネルギーが発生した地震ですね。

また、マグニチュードは震度と違って上限はありませんが、地球上で起こりうる地震の最大規模はマグニチュード10と言われています。

ちなみに、マグニチュード11は恐竜絶滅の原因となった隕石が衝突したときのエネルギーに相当し、マグニチュード12ではアラレちゃんの地球割りのごとく、地球が真っ二つに割れてしまう規模になります。

震度とマグニチュードは必ずしも一致しない


上記のように、震度は実際の揺れで、マグニチュードは地震で発生したエネルギーによって決まります。

そのため、マグニチュードが大きな地震ほど震度も大きくなる傾向はありますが、それは必ずしも一致しません。

直下型地震など地面の浅い部分が震源となる地震はマグニチュードが大きくなるにつれて震度も大きくなりますが、地表深くで起こった地震ではマグニチュードの割には震度が小さいこともあります。

かといって、決して油断はできません。

例えば、1896年に発生した明治三陸地震はマグニチュード8.0以上の巨大地震でしたが、その震度は2~3と小さいものでした。

しかしながら、高さ10m以上の大津波が発生し甚大な被害をもたらしました。

このようにマグニチュードが大きな地震では、例え揺れが小さくても津波に対して十分に警戒する必要があります。

まとめ


以上が、地震の震度やマグニチュードについてです。

まとめると、下記の通りです。

【震度】地震の揺れの強さによって決まる

【マグニチュード】地震で発生したエネルギーの強さによって決まる

震度やマグニチュードの意味が分かれば、地震のニュースもより深く理解して聞くことができるようなります。


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