台風の名前や強さ、大きさの決め方はどうやっているの?


夏から秋にかけて、日本にもやってくる台風。

天気予報や台風情報で、「超大型で非常に強い台風17号は、現在日本の遥か南の海上を……」って言ってるの良く聞きますよね。

しかし、このような台風の呼び方はどのように決まっているのか、意外と知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このページでは、台風の名前や強さ、大きさがどのように決まっているのかについて、お話ししていきます。

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名前の決め方


まずは、台風の名前の決め方についてです。

日本に来る台風は、台風○○号といった感じで、数字が付いています。

この数字は、台風が発生した順番で決まります。

台風は日本のずっと南の海上で熱帯低気圧という台風の卵として生まれ、中心付近の最大風速が17m/s以上になると、晴れて台風になります。

その年で一番最初に発生した台風が、台風1号、その次が2号といった感じです。

私は子供の頃、台風の数字は、強さによって決まっていると勘違いしていました!

「台風19号でこんなに強いんやったら、台風1000号とか来たら日本はどうなるんやろうね?」

と、友達通しで真剣に話をしていました(笑)


ちなみに、日本ではほとんど使われていませんが、台風には数字以外の正式名称もあります。

日本やタイ、フィリピンなどの台風の通り道の国からそれぞれ10個程度名前を付けて、全部で140個の名前があります。

その140個の名前を、ローテーションして使っています。

1番目の台風は「ダムレイ(カンボジア命名)」、2番目の台風は「ハイクイ(中国命名)」と言った感じです。

140番まで行ったあとは、また1番の名前に戻ります。

日本の数字と違って、この順番は年をまたいでずっと続き、約5年で一周します。

ちなみに、日本が命名した名前は、下記の通りです。

「テンビン(5番)、ヤギ(19番)、ウサギ(33番)、カジキ(47番)、カンムリ(61番)、クジラ(75番)、コップ(89番)、コンパス(103番)、トカゲ(117番)、ハト(131番)」

どれも星座の名前が由来ですが、台風ウサギなんて言われたら気が抜けるのでやめて欲しいですね(^^;)

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強さの決め方


台風の強さは、台風の最大風速によって決まります。

最大風速とは、10分ごとに計測する平均風速の中で、最も大きな風速となるものです。

名前の付け方は、下記の通りです。

【強い】33m/s以上~44m/s未満

【非常に強い】44m/s以上~54m/s未満

【猛烈な】55m/s以上

ちなみに、秒速で書かれているので風の速さがいまいちピンと来ませんが、時速に直すとその風の恐ろしさが良く分かります。

猛烈な台風の風、秒速55m以上を時速に直すと、なんとその速度は時速約200kmです!

猛烈な台風の中心付近では、新幹線くらいのスピードでそこら中に暴風が吹き荒れていることになります。

こんな風が吹けば、家や車だって飛ばされてしまいます。

猛烈な台風がどれだけ恐ろしいか、分かって頂けたのではないかと思います。

大きさの決め方


台風の大きさは、強風域の半径の大きさによって決まります。

強風域とは、風速(10分間の平均風速)が15m/s以上になる可能性がある範囲のことです。

ちなみに、風速25m/s以上になると、暴風域と呼ばれます。

名前の付け方は、下記の通りです。

【大型】500km以上~800km未満

【超大型】800km以上

超大型の台風の半径は800kmですから、直径は1600km以上ということになります。

ちなみに1600kmというと、北海道から九州の間の距離と同じくらいです。

つまり、超大型の台風は、日本列島を丸ごとすっぽり覆ってしまうくらいのとてつもない大きさということです。

超大型の勢力のまま日本にやってくることはほとんどありませんが、こんな台風が本当に来たら一たまりもないですね。

まとめ


それでは名前の付け方を覚えたところで、冒頭で例を出した台風がどんな台風だったのかを考えてみましょう。

『超大型で非常に強い台風17号』

まず、「超大型」ということから、この台風は強風域が半径800km以上という、とてつもなく巨大な台風だということが分かります。

次に、強さ。

「非常に強い」ということから、猛烈な台風とはいかないとはいえ、かなり暴風を伴った台風であることがあります。

最後に「17号」ということから、今年17番目に発生した台風であることが分かります。


以上が、台風の名前の付け方です。

名前の付け方をきちんと理解して台風情報を聞くと、どのような台風なのか一発で分かるので、防災にも役立ちます。

ぜひ、覚えておいてくださいね。