うつ病は、心の風邪ではなく心のガン


うつ病は、「心の風邪」と表現されることが良くあります。

しかしこの表現は、実際にうつ病を経験した私からすると、ちょっと甘い表現なのではないかと思います。

うつ病は、心の風邪というよりは「心のガン」と言った方が正しいです。

このページでは、私がそのように思う理由をお話ししていきますね。

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心の風邪と言われている理由


うつ病は心の風邪というのは、うつ病になった人に対して、「誰もがかかる風邪みたいなものだから、必要以上に落ち込む必要はないよ」という意味を込めて言われているものだと思います。

健康な人がうつ病で落ち込んでいる人を見て、すこしでも励まそうという気持ちから出てくる言葉です。

励まそうとしてくれること自体は嬉しいのですが、心の風邪という表現はやはりしっくりきません。

また、ストレス社会と言われている現代の日本では、うつ病が誰でもかかる一般的な病気になってきたことも理由の一つになっていると思います。

心のガンと思う理由

普通の風邪なら、正しい治療と十分な休息をとれば大抵のものは一週間で治ってしまうでしょう。

しかし、うつ病はそんなに簡単ではありません。

一度なってしまうと、治すのに何年という単位で時間がかかります。

風邪みたいな、生易しいものではりません。

その為、私はうつ病は心の風邪ではなく、心のガンという表現の方が的確にうつ病を表していると感じます。

うつ病はまさしく、心のガンなのです。

うつ病は、すぐにはやってこない

うつ病は、すぐにはやってきません。

今日めちゃくちゃ元気な人が、明日急にうつ病になるというようなことはありません。

うつ病は、長期間にかけて、心に負荷がかかり続けたることによって発生します。

何年もの歳月をかけて、少しずつ心を蝕んでいきます。

自覚症状が現れるようになったときには、もう既にかなり重度のうつ病に陥ってしまっている、そんな感じです。

このように、発症の過程も風邪よりもガンに似ています。

風邪は、ウイルスなんかが体に入ったらすぐにその症状が出ますが、ガンの場合は、そうではないですよね。

最初はほんの小さなガン細胞ができて、自覚症状も全くない。

そしてそれが長い時間をかけて少しずつ大きくなっていき、自覚症状が出るくらいになってくると、ガンはすでにかなり進行している。

まさしく、うつ病もこのような過程を経て発症に至るのです。

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再発のリスクもある

また、うつ病を一度発症すると、そう簡単には治りません。

長い時間をかけて、少しずつ少しずつ治していく必要があります。

そして、うつ病が良くなったときには、「寛解(かんかい)」とい言葉を使います。

完治ではないんですね。

寛解とは、うつ病の症状は無くなったけど、再発のリスクが無くなった訳ではないという状態です。

一度うつ病を患ったら、一旦克服しても、また再発するリスクと一生戦っていかなければなりません。

この点も、ガンと似ていると思うところの一つです。

ガンも、一度治っても常に再発の恐れがある病気だからです。

最悪の道を辿る人もいる

そしてもう一つ。

今の日本では、ただの風邪で死ぬことはほとんどありません。

しかし、うつ病になってしまった人は、そのあまりの苦痛と絶望で、自ら命を絶ってしまう人も少なからず存在します。

つまりうつ病は、実際に死を招いてしまうとても恐ろしい病なのです。

これ関しても、まさに心のガンであると感じるところです。

まとめ

このように、うつ病は心の風邪という生易しいものではなく、まさに心のガンなのです。

それほど、苦しく辛い病気なのです。

ただ、ガンとは決定的に違うところが一つあります。

それは、うつ病は適切な休息と治療により、必ず治る病気であるということです。

もしうつ病になっても、決して諦めることなく、治療を続けていくことが大切です。

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