人の役に立つことは、いうほど簡単なことではない

人の役に立つ。

人間には本能的に貢献の欲求というものがありますので、誰もが人の役に立ちたいという気持ちを持っています。

でも、実際に人の役に立つことって、そんなに簡単なことじゃないよなーと思います。

何かを人のためにしようと思っても、相手の人が嬉しく思わなかったら、それはただのありがた迷惑です。

また、人のために何かをしようと思った時に、こちらに負の感情があったら、それは貢献ではなくなります。

自分が嫌な気持ちでその人の役に立つことを行ったとき、それは貢献ではなく、奴隷・召使・要求・搾取・媚びなどと呼ばれるものになっていきます。

これは、本当に要注意ですよ。

負の感情を持ったまま人の役に立とうとし続けると、漏れなく自分がつぶれます。(事実、私はこれをやってしまいうつ病になりました)

自己啓発書などで「人が喜ぶことをさりなさい」と書かれていたからやっているのに、いまいち幸せを感じることができない人は確実にこのパターンにハマっています。

人のために何かをするときに、自分に負の感情があるから幸せになれないのです。

そのため、本当に人の役に立つためには、自分にも全く負の感情が無く、相手にとっても嬉しいことでなければならない訳です。

この状態になって初めて、本当に意味で人の役に立つ、正真正銘の貢献と言うことができます。

でも、これがなかなか難しい。

なぜならば、この状態にたどり着くには、自分に確かな力がないとできないからです。

これは、世の中をちょっと見れば分かりますよね。

お医者さん、自衛官、警察官など、人を助けるための仕事をしている人は、ものすごくがんばって勉強などをしているから、きちんと人を助けれれる訳です。

海猿の例でいうと、主人公の仙崎が立派な潜水士になって人を救助できるようになるために、ものすごく努力をしていましたよね。

これをみると分かる通り、このくらいやらないと、本当に意味で人を助けられないのです。

もちろん、私たち一般人がこのようなことを真似することは難しいですが、それでも、ちょっとでも人に貢献できるようになるように、日々精進していきたいものです。

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